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  • 2010.11.29 Monday
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超柔々 [後編1]

誰かが呟く


「ミニ四駆作ろう。」



皆の手が止まる。
やりますか、とばかりにぷよぷよから離れ、ミニ四駆へと手を伸ばす。

誰の家だったか覚えていないが
薄暗く、狭い部屋で
それぞれがミニ四駆に魂を吹き込んだ


使い道の分からない部品は使わない。
説明書など誰も読まない。
そのせいで余る大量のグリス。
皆早く完成がみたいのだ。


作業があるところまで進むと
なにやら聞き慣れない言葉が耳に入る

「モーター、どうした?」


「俺、トルクチューン」
「ハイパーダッシュ」

「%*&%@*¥」

次々と聞き慣れない単語が出てくる。

どうやら数あるモーターにはそれぞれ特性があり、それを俺が邪悪な思想の狭間でブレている時に買っていたと言うのだ。


トルクチューンモーターはカーブに、ハイパーダッシュは直線で爆発的な力を発揮する。
付属のノーマルモーターではお話にならない。
たまにノーマルモーターの中身だけハイパーダッシュにすり替える意味の分からん輩が出るくらいだ。


ハイパーダッシュね、ハイパーダッシュ。と
涼しい顔で俺は、いつの日か500円貯めてハイパーダッシュを買うことを企みながら作業を続けた。


すると今度は


ガリガリ…ガリ…ガリ


信じられない光景を目にした

年上の一人がミニ四駆を壊している。なんだ、ばかか。

しかしこのヒステリック風お兄さんの奇行は肉抜きと呼ばれ、ボディを削ることでマシンの軽量化を図っているのだそう。
とんだ技巧派が現れたもんだ。

初心者といえ、見た瞬間にコイツは出来ると思わざるを得ないだろう。
しかしあれだ。だっせえ。


…そして


なんやかんやで完成の時を迎えた。
電池買い忘れたとか電源入れたのにタイヤ回らないとか色々あったけど、なんやかんやで完成の時を迎えた。


皆マシンを手に わらわらと外に赴く
大会の会場を探さなければ

当初は道端の溝を使ってレースと言っていたのだが、幅が1台ぶんしかないのは見て明らかだった。
ちょっと走らせてみたところ見事に予想を裏切らない縦列のドラクエ状態だったので、何もないガレージでの直線勝負となった。



勝負は約5m
早く通り抜けた方の勝ち!




―俺たちの戦いはこれからだ! (続く)

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  • 2010.11.29 Monday
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